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人生の折り返し地点を過ぎた太鼓叩きの日々


by cheiici

出世城

静岡県浜松市 「浜松酒造」

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特別純米 山田錦 精米歩合60%


香り少な目、味は芳醇なのにすいすいと飲めて飲み飽きしない。

ここは女性杜氏だとか・・・すごい。



この酒、前から大好きで見かけると買うようにしているのだけれど、

静岡でも西部地方でしか売っていないんだよな。

同じ浜松でも「花の舞」なんかはあちこちにあるのにな。

だから「出世城」は静岡中、東部の酒飲みでも知らない人多いんだ。

もったいないもったいない。
# by cheiici | 2011-12-29 16:26 | 純米酒

FP702 ②

その2。

オーバーホールは分解点検、必要があれば修理、そして磨く、組むが基本。

で、ベアリング。
シャフトを回す大事な大事なベアリング。

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バスドラム用フットペダルのベアリングが、破損したとか錆付いたとか、ボールやレース部分がフレーク状に剥離してきた!なんてことは聞いたことがないですな。
大事な部品に違いはないけれど元々、全周を高速回転しても大丈夫に設計されているのがベアリングなのだから、ドラムペダルでの90度動くかどうかの範囲では品質過剰なぐらいですよ。でもまぁ、90度程度の回転だと内部の潤滑具合なんかを考えると過酷かもしれない041.gif

実際この部分でイカれ易いのはベアリングがはめられているハウジング(フレーム側)でしょう。
アルミダイキャストのハウジング(ベアリングホルダー部?)が固いベアリングのアウターレースに擦れて磨耗しちゃう。ベアリングを整備してもガタが消えないのはアルミ側が磨耗してるからです。

ベアリングの整備は洗浄と給油。
汚いグリスを灯油か軽油で洗って落とします。季節的には灯油でしょう003.gif
洗浄剤として専用のものでもシンナーでもベンジンでも汚れはおちますが、強力に脱脂してしまうと内部のボールやレースがすぐ錆びるので注意です。またベアリングの両面をシールしたZZタイプなどはシールが痛む事があるのでシンナーなど使ってはいけません。

汚れたグリスが落ちたらエアブローとかで綺麗にしてグリスを給油します。
グリスの給油は片面から押し込むように塗り付けると反対側にグリスが出てくるのでそこでOK。
グリスはペダルのシャフト支持という使用状況からして、リチウム石鹸グリースのような安物でも十分でしょう。
はりきってフッ素系グリスを入れたりすると、後々固まる事があるのでやめておきましょう。



ベルト。

さて肝心のベルト。

「軽くしなやかな踏み心地のベルト~」が売りだが、

カチカチに硬化してる007.gif
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これは新品に交換でしょう。

このベルト、サンドイッチ構造になっていて、真ん中に黒い樹脂板が入ってますな。これが硬化の原因でしょう。現代ならもっと良い素材がありそうだけど仕方ない。高い純正品を注文する。



ペダル集成

ヒール裏部分のネジが一本折れてる。
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ドリルで下穴を開けて再タップでねじ切りしとこう。
連結棒は磨く。(コネクティングロッドとか呼ばないのかね?)

フットボード、このヒンジ部分もガタがかなりある。
一度分解してピンを固定するとかブッシュを変えるとか対策もあるが、労力を考えると丸ごと変えたほうが利口。
が、フットボード新品部品(実際は720後期型用)は高いし(4200円)重いし(50g増)ロゴ違うし、しばらくはこれを磨いて我慢して使おう。



他の部品も磨いて、ベルトの入荷を待とう。

クロームめっきが磨いて綺麗になるとうれしい。
バイクに乗っていた経験から70年代のヤマハのメッキやネジが良いという印象はなかったけど、楽器のメッキは良い。インドアなら30年ぐらいもつのね。
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つづく。
# by cheiici | 2011-12-26 06:50 | 太鼓関連

FP702 ①

ヤマハのドラムペダル、FP702を2千円で入手した。

あまりにも程度が悪いので清掃も兼ねたオーバーホールを実施。

分解すると非常にシンプルなフレーム部構成。

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さて、よく多くの方が悩む芋ネジ(ホーローネジが正しいかな?)の外し方について。(上の写真では左の六角シャフト中央にある、ビーターシャフトとベルトカム(プーリー?)を構成したアルミダイキャストの部分を留めているネジ)

こいつ。
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イモネジ。これはドラムペダルに限らず他の工業製品にも多く使われていて、閉めるときは収まりが良いけれど外す時には面倒なところで、苦労しているのはドラマーだけではないので安心してください。

これがさらにアルミ製品にねじ込まれていて古くなると更に始末が悪い。
腐食したアルミがネジ部分に詰まるのでとてつもなく硬くなる。で、組み付け時にネジロック剤が塗布されているともっともっと大変。ズバリそれがドラムペダルに使われているのですよ!

これを力任せに外そうとすれば、どんなに良い六角レンチ(でもまぁ、良い工具を使うにこしたことはありません)を用意しようが折れる、曲がる、ネジ側が変形する。ネジ側がダメになると再度ねじ切りするためにドリルで下穴あけも硬いので大変なのが芋ネジなのです。

このFP702もそれはもう固かった。
力と工具だけではだめですなぁ。

なのでどうやって外すか?

方法はいくつかあるのです。

今回は加熱。

アルミダイキャストを熱して、鉄との膨張率の違いを利用して外す。
加熱するとネジロック剤のような接着剤も軟化することが多いので簡単に抜ける。
ただ加熱しすぎると熱い003.gifだけじゃなく、鉄も膨張して抜けにくくなりますよ。できれば工業用ドライヤーなんかでネジ部周囲をスポット的に加熱してやるのがよいでしょう。
コンロやバーナーなんかで加熱しすぎてアルミを溶かしたり、鍍金を変質させるのはもってのほか。絶対やめましょう。

で、とれました。

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つづく。
# by cheiici | 2011-12-25 13:14 | 太鼓関連

ネギがネギを呼ぶ

知人のお兄さん(70歳ぐらい)が元プロ(ジャズ系)のドラマーをしていて、

「古いドラムセットあげるよ~♪」

と言ってくださった。

「もしかしてヴィンテージグレッチ?ロジャース?016.gif」と、いそいそと出かける。


自宅にお伺いすると、

「これあげるから持って行って」

と出してくださったのは・・・。



なんと「ネギドラム」3点セット。

おおっ!ヴィンテージネギドラム!

60年代のグレッチを模倣していたころのネギドラムで、創業者の夢と情熱がこもっている。

ありがたく頂く事にした。


少々のレストアは必要だがやる価値は十分ある!



それにしても最近、ネギドラムに縁がある。

*画像はラグやフープを外して磨いたフロアタム
昔のロゴがしぶく懐かしく泣ける。
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# by cheiici | 2011-12-05 15:00 | 太鼓関連

飼ってみれば

「犬と猫、飼うならどっち?」

と聞かれたら、今まで「犬!」と即答していた私でしたが、

ひょんな事から飼うことになってしまいました「猫」を。


7月にお客さんお店に迷い込んだ猫で、生後4ヶ月ぐらいだったようです。

あまりの可愛さにつれて帰ってきてしまいましたが、半年もするとふてぶてしい態度で家中を縄張りにしております。

ああ、命名「ゆきち」です。


というわけで、いまだに犬派ですが猫を飼っております。


*下の画像は拾ってきた当時のもので、今はトップ画像のように凛々しくも生意気な青年猫になっています。
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# by cheiici | 2011-11-28 11:41 |